「認定特定非営利活動法人災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード」は、いざというときに迅速かつ適切に機能する災害時要配慮者支援のしくみづくりを目的として、20005年8月23日に発足しました。2006年12月には内閣府の特定非営利活動法人格を取得、2009年10月には認定特定非営利活動法人となり、現在、全国に14の拠点を置き、広域的な活動を展開しています。
研修フォーラムは、「災害時要配慮者支援体制の構築」という私どもの目的を達成するために、「研修・啓発事業」として、設立当初より積極的に展開しているものです。
第18回となる今回のフォーラムは、「大規模化・多様化する災害への対応を考える」と題して実施いたしました。
東日本大震災、平成28年熊本地震、平成26年広島市土砂災害、平成27年関東・東北豪雨等、近年、自然災害は大規模化し、全く予測していない場所や、これまで大災害にあったことのない場所でも発生しています。自然災害だけでなく、弾道ミサイルやテロ等の危険性も高まっています。職員,患者様,利用者様の命と健康を守るためには、早急な対策が必要です。しかし、医療福祉の現場は、日常的に忙しく、体制も十分でないことから、いつ起きるか分からないことに多くの時間や人員をさけないのが実情かと思います。本フォーラムは、そのような皆様にとっての情報収集と意見交換の場となればと考えております。