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災害時要援護者支援の鍵は「広域連携」
 サンダーバードは、いつどこで災害が起きても、迅速かつ適切な要援護者支援を行うためのキーワードは「広域連携」だと考え、「災害福祉広域支援システム」を構築し、稼動に向けた調整を進めています。
[1]支援ネットワークシステム
 「災害福祉広域支援システム」の主軸となるのは、人的支援・物的支援を福祉事業所及び医療福祉関係者の広域連携によって実現する「支援ネットワークシステム」です。
 人の生活を支える福祉の仕事は、災害時においても、中断することはできません。自らが被災者となっても、介護者は、可能な限り早く支援に復帰することが求められます。所属する施設の利用者はもちろん、それまで自宅で生活をしていた高齢者や障害者も避難所等でその支援を待つことになります。更に、被災したことにより心身に異常をきたしてしまった新たな要支援者も、彼らの助けを待つことになるのです。
このような状況で、良質の福祉サービスを提供するには、被災地以外の福祉関係者やボランティアといった外部の支援が不可欠です。
 外部の支援を最大限に活かすポイントのひとつは、「地域のこと(地理・住民・習慣等)を熟知している被災地の福祉サービス提供者が、施設以外の人のために地域にでて活動し、彼らの施設を被災地以外の福祉サービス提供者や一般ボランティアが守ること」です。施設内の仕事はどの施設もほぼ一様なので、外部支援者でも容易に代行することができます。被災地の介護者は、所属する施設が守られていれば、安心して地域の支援に出動できます。
 これが、「支援ネットワークシステム」の基本原理です。サンダーバードは、このシステムを、全国の福祉事業者の安心に繋がるシステムに育てていきたいと考えています。
[2]移動サポートセンターシステム
 「移動サポートセンターシステム」は、移動型の要援護者支援の拠点を被災地に届け、機能させるシステムです。移動サポートセンターには、2通りの役割をもたせる計画です。
 ひとつは、前述の「支援ネットワークシステム」によって被災地の施設に派遣される外部支援者の生活を支える拠点としての役割です。被災直後は、外部からの支援者の食や住を用意する力は被災地にはありません。自分の生活は自分で支える準備をして被災地に向かうことが支援者の鉄則であるとの認識から、私たちは、移動サポートセンターは災害時要援護者支援に必要な要素だと考えています。
 ふたつめは、「支援ネットワークシステム」により地域にでて活動できることになった福祉従事者を各避難所に送り届け、その支援をサポートすると同時に、避難所の要援護者の状況を的確に把握し「支援ネットワークシステム」本部等に伝達する役割です。その情報により、「支援ネットワークシステム」本部は、追加支援等、必要な調整を行います。
[3]サポートセンター運営コーディネーター養成システム
 本システムは、仮設住宅内の集会所を入居者の介護・介護予防・各種相談・地域交流等の機能を備えた福祉サービス拠点「サポートセンター」として機能させことを目的としたシステムです。
 先述したように、新潟県中越地震の際、長岡市操車場跡地の仮設住宅の集会所を活用してつくられた「サポートセンター」では、「通所介護」「訪問介護・看護」「配食サービス」を基本とするサービスが24時間365日体制で提供され、二次的な介護災害を引き起こさないための「介護予防」や、臨床心理士による「心のケア」、ケアマネージャーやソーシャルワーカーによる「各種相談」も行われました。
 この経験から、中越地震以降、仮設住宅内にはサポートセンターの機能をもった集会所が即座に造られるようになりました。しかし、それを運営する十分なしくみがないのが現状です。
 そこで、サンダーバードでは、サポートセンターの設置から運営までをコーディネーターとできる人材の養成を3番目の「災害福祉広域支援システム」に位置づけています。
 
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